ケース・スタディ    


バックサポーターの効果

@シャープ・メモリアル病院(米国サンディエゴ)1990年
 ・1989年初頭にバックサポーターを病院全体で採用した結果、1つの医局での腰の障害に関するリハビリ費用が減少した。


         
1988年     $158.076
1989年 $58.157
1990年 $54.446
1991年 $12.760


Aセンティネラ病院(米国イングルウッド)
 ・ バックサポーターを採用して6ヶ月で、腰の障害が55%減少した


Bロサンゼルス・タイムズ(1993年8月18日付け記事)
 ・ ユニオン・メモリアル病院は職員に、カルドールデパートで作業員にベルトの着用を義務づけ、労働組合、保険会社も着用を始めている。
 ・バックサポーターは90年代のヘルメットになりつつある。


Cサウスイースタン総合病院(米国ノースキャロライナ)1992年
 ・ 病院で採用したところ、それまで月に三件の腰の障害率であったものが、90日後には、ゼロとなった。


Dキャチェナー・ワーテルロー病院とストラトフォード総合病院(カナダ)1993年
 ・1000人の看護婦を対象に30日間のテストを行った。
  バックサポーターをつけた場合、腰の痛み、腰の疲れが大幅に軽減され、疲労の回復も早いということが確認された。
  患者を動かしたり、ベッドメーキングの作業の負担が大幅に軽減された。




E西海岸脊椎研究所(米国ロサンジェルス)1993年8月
 ・神経外科のラン・アームストロング医師は、「バックサポーターの最も重要な役目は、物を持ち上げるときに正しい姿勢に矯正することにあり、
  バックサポーターの正しい使用方法をよく知ると、高い効果が認められる」と、報告


Fコーラルガブレス市(米国フロリダ)
 ・ 1981年から86年の期間で、ゴミ収集作業員の腰の障害によって6000日分の労働時間が失われ、111万ドルの労災出費があった。
 ・1987年1月に、市は腰の障害防止運動を開始し、適切な教育とバックサポーターの着用を義務づけたところ、1年後、年間一人あたり
  5万ドルの労災支払額が、800ドルにまで激減した。


Gウォルト・ディズニー・スワンホテル(米国フロリダ)
 ・バックサポーターと教育プログラムを4年以上実施しており、次のように腰の障害が減少した。


Hストップ・アンド・ショップ社(米国マサチューセッツ)
 
・ 1992年に腰の障害防止運動を始め、現在50%以上のチェーンストアの従業員がバックサポーターを使用。
  1991年に882件あった腰の障害事故が、1992年には134件へと激減した




Iキングスーパー社(米国デンバー
 
・ このスーパーマーケットチェーンの従業員15000人のうち、約6500人が腰の障害を受けやすい業務に従事している。
  バックサポーターを採用したところ、1990年に労災費用の47%を占めていた腰の障害が、7.02%にまで激減した。


Jコリンズ・エレクトリック社(米国カルフォリニア)
 
・ ここ2年間、作業員にバックサポーターの着用を義務づけている。これにより労災支払額が80万ドルから30万ドルに減少した。


Kダグラス・バッテリー社(米国ノースキャロライナ)
 ・ダグラス・ベッテリー社では、5kgから350kgまでのバッテリーを扱っている。
  1991年に「腰の障害事故の防止運動」を始め、1992年には事故の発生件数が40%も減少した。